『低糖質クッキー』~動画版「パティシエに学ぶ、おいしく作れる低糖質スイーツ」vol.4

当会が東京・京都で開催してきた低糖質スイーツ教室は現在休止していますので、替わりにレッスン動画を配信しています。おいしい低糖質洋菓子の作り方をパティシエが丁寧にご紹介します。糖質制限中の方、糖尿病の方にも安心して食べていただける糖質量です。今回は、小麦粉を使わず、糖質の少ない大豆粉とアーモンドパウダーで作る「低糖質クッキー」で、さくさくの食感に仕上げました。プレーンに加えて、バリエーションの分量もご紹介していますので、是非色々作ってみてください。

概要・材料説明 00:58
作り始める前に 02:37
作り方 03:39

「低糖質クッキー」

■材料 

バター(食塩不使用) 50g
甘味料 ラカントS顆粒 35g
A:アーモンドパウダー 20g
A:大豆粉(そのまま使える大豆粉/みたけ食品) 40g
豆乳(成分無調整) 8g

全量:681Kcal/糖質8.6g (※)
1枚分(全量で16枚分とした場合): 43Kcal/糖質0.5g (※)

※糖質量は、甘味料の糖質量(血糖値に影響しない)を除いた数値です。
※使用する大豆粉により、糖質量は変わります。

■作り始める前に

・材料を計量する
バターと豆乳は常温に戻しておく
Aは袋に入れて振り混ぜ、合わせておく

・使用する器具を準備する
ボール、泡だて器、カード(※)、食品用ビニール袋(小)、包丁、定規、(お好みで)クッキー型、オーブンペーパー、オーブン天板

※スケッパー、ドレッジなどとも言われます。無ければ、ヘラやしゃもじなどでもよいです。カードは、ボールなどから生地を残さず綺麗にとったり、混ぜたり、まとめたり、延ばしたり、カットしたりと何役もこなしてくれる便利なツールです。製菓専門店や調理道具店、デパートで、ネットショップで、最近は百均ショップで売られていることもあります。

■作り方

① ボールにバターを入れて柔らかくし、甘味料を入れなじむまで泡だて器でよく混ぜる。

② ①に豆乳を入れ混ぜてから、Aの粉類を加えて、カードなどを使い、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

③ ②の生地をビニール袋に入れ、7、8ミリの厚さに平らに四角く伸ばし、冷蔵庫で冷やし固める。

*オーブンの予熱(160℃)を開始する。

④ 30分程度冷やし固めたら、1.5~2cm角くらいにカットして、160℃に予熱したオーブンで15分~17分(※)焼く。
※焼き色を見て加減してください。

■バリエーション

・バニラクッキー:バニラビーンズ 3分の1本(バニラオイルでも可)
 粉類を入れる前に加える。

以下はそれぞれを粉類(A)に一緒に混ぜ合わせて作る。

・抹茶クッキー:抹茶 3g

・紅茶クッキー:ティーパック 2個分(茶葉4g)

・ココアクッキー:無糖ココアパウダー 10g

・ごまクッキー:いりごま(白)13g、すりごま(白)13g

それ以外の材料・作り方はプレーンと同じです。

*保存について*
蓋つきの瓶やタッパーなどの密閉容器に乾燥剤と一緒に入れて、冷蔵庫で2週間程度保存できます。
乾燥剤は、百均ショップやネットショップなどで購入できます。プレゼント用にもパッケージに同封すると安心ですね♪

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▼vol.3『低糖質チョコレートムース』

▼vol.2『低糖質プリン』

▼vol.1『低糖質マドレーヌ』

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<小寺幹成 パティシエ >

「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ。
「エコール・キュリネール国立(現・エコール 辻 東京)」卒業後、同校の助手として5年間勤務。その後、「レ・サヴール」で修業。
「パティスリー タダシ ヤナギ」のスーシェフを経て、2002年、自店を埼玉県朝霞市にオープン。
著書『おいしく作れる低糖質スイーツ』(2016年 文化出版局)では、自身の開発した低糖質スイーツのレシピを惜しみなく披露。
一人でも多くの糖質コントロールをしている人に喜んでもらえればと、また、低糖質でも、お菓子のおいしさをお届けできればと願っている。

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企画協力 管理栄養士 佐々木 栄子
制作 一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会
https://www.toushitsuseigen.or.jp/

一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会は、糖質制限食の一層の普及を目指し、講演会、交流促進事業等の普及啓発活動を通して、広く糖尿病治療ならびに食生活に関する正しい知識を流布することを目的として、2013年に江部康二医師を理事長として設立された非営利団体です。
会の趣旨に賛同いただける皆様は、賛助会員としてご支援いただけますと幸いです。

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